介護職として正社員として雇用されたのが2020年のこと。
最初の現場での実践は私にとってはハードルが高い内容ばかりでした。
そんな1ヶ月目のことを残しておきます。
1ヶ月目の現場での実践について
最初に現場に顔を出したのが雇用され、出社1日目のことでした。
フロアと呼ぶ場所へ行き、周りの先輩方に挨拶をして、利用者様がどんな様子で生活をしているかを見学することからスタートしました。
2日目、3日目は実際の介護というものがどういうものなのか、認知症がどういうものなのか、この法人はどういう感じで仕事をしていくのかという基礎的なことを法人としてOJT(職場で実務をさせることで行う従業員の職業教育)という形で受講しました。
そして、公休をはさみ、5日目からは実践として現場に出社しました。とにかく現場1日目は覚えることが山のようにあり、マニュアルを見ながらメモを取りながらやりました。
私の勤めている法人では1人の新人を育てる際には2人のプリセプターがつきます。私には介護歴20年のベテラン介護士さん(以下、Aさん)と8年目の中堅介護士さん(以下、Bさん)がついてくれました。
私は正社員となるときに、勤務条件なしで入社しており、夜勤は回数制限無しで入社したため、3ヶ月後には独り立ちしてもらうことも予め伝えられました。
最初の1ヶ月目で昼間の勤務(早番と遅番)は大方、できる状態になって貰う必要があるということだったんじゃないかと思っています。
1週目で移乗と移動、食事介助、排泄介助、入浴介助などを経験し、2週目と3週目では利用者さんの観察も含めて実践し、4週目では一人ですべてができるようになるという感じであっという間に1ヶ月が過ぎました。
何が一番、大変だと思ったか?
最初に難関だ〜!と思ったのが排泄介助。
トイレ誘導の方と、おむつ交換をする方がいて、おむつ交換方に対しては効率よく、手際よく交換ができなかったこと。割ともたもたして変えていたので、利用者さんにはかなり不快な思いをさせてしまっていたのではないかと反省しています。
最初の難関は、交換時に横向きにすると尿意を感じる方がいて、交換の最中に排泄をしてしまう方が数名いらっしゃいました。
その方はフラットシーツという吸水シーツをオムツのところに敷いておき対策をすることになっていますが、なにせ誰が横向きにすると漏れるのかということを覚えるのに一苦労しました。
おむつ交換の最大の難関はとにかく時間がかかってしまうこと。尿だけであればサクッと交換できるものが、便となると割と大変だったりします。足に拘縮のない方であれば交換は楽なのですが、膝が折れ曲がり拘縮の強い利用者さんであるほど時間がかかってしまいます。
リーダーやプリセプターからは
おむつ交換に関しては問題なし!あとは数をこなしていけば上手になるので大丈夫!
と言われていました。
確かに最初はできなかったおむつ交換であってもなれてくるとさほど時間がかからずにできるようになるんだ…というのは後でわかってくるらしいです。
おむつ交換に関しては、You Tubeで動画を検索して何度も何度も見て勉強しました。
でも、1ヶ月目って実践が伴わない限り上手にならない部分なので、積極的におむつ交換をしていくようにしていました。
すると、2ヶ月目にはかなり上達してきてなんとかかんたんに交換ができるようになってきました。
リーダーやプリセプターが言っていたことの意味が徐々にわかるようになってきたのもこの時期でしたね。