介護職として働きだしてふと疑問に思ったのが
「午前0時をまたぎ午前1時まで勤務したのに翌日が休みじゃないということ」
でした。
介護職の本当の休日ってあるの?
最初に介護職として施設に勤務し始めたとき、夜勤シフトは4種類の勤務形態が基本だと聞かされていました。
最初の1ヶ月目は
- 早番(7:30〜16:30)
- 遅番(10:00〜19:00)
の2種類で独り立ちすることとなりました。
そして、今度は夜勤シフトに移行するために遅番と準夜勤の間に相当する超遅番という勤務が追加され
- 早番(7:30〜16:30)
- 遅番(10:00〜19:00)
- 超遅番(12:00〜21:00)
という3種類の時間帯で勤務をしました。
もうすぐ2ヶ月になるという段階で深夜勤、準夜勤が追加されています。
- 早番(7:30〜16:30)
- 遅番(10:00〜19:00)
- 超遅番(12:00〜21:00)
- 深夜勤(0:30〜9:30)
- 準夜勤(16:00〜1:00)
現在は基本的にこの5種類の勤務時間でシフトが組まれているというわけです。
で・・・疑問に思ったことが
準夜勤で次の日は必ず休みとなるということ。でも、準夜勤って終わるのが日付をまたぎ翌日の深夜1時です。
↑これが私が実際に勤務したときのシフト表になります。
18日に準夜勤をして仕事が終わるのが19日の1時。次の勤務が20日の早番で7時30分スタートなので実際には30時間ほどは時間が空くのですが、両日共に完全な休みではありません。
介護職などのシフト勤務というのは次の勤務までに11時間くらい開けることが理想であると厚生労働省から通達がきているらしいのですが、それが現実としてはできていないということ。(これは勤務先の法人でも、当然ながら通達をもらっているわけですが、現場と総務の方で何度も話し合っているらしいのですが、現場が追いつかず改善がされていないんですって!)
あともう一つ条件があって、何も勤務がない日を月に最低でも4日与えなければならないという決まりがあるそうです。
この月の場合、勤務の一切ない休みというのが5日設定されていたため、まあ良かったのかな?と思っていますが。。。
夜勤から次の勤務までの時間
夜勤は2種類あります。
- 深夜勤(0:30〜9:30)
- 準夜勤(16:00〜1:00)
基本的に深夜勤から準夜勤までの勤務までは30時間以上、時間が空きます。
- 早番(7:30〜16:30)
- 深夜勤(0:30〜9:30)
- 準夜勤(16:00〜1:00)
しかし、実際のシフトは、早番を終えて深夜勤となることが多いため、9時間しか空きがない状態で深夜勤に来るのです。通勤時間を入れると7時間程度しか時間が空かず、これってどうなの?と思うこともあります。
仮眠を2〜3時間とってから深夜勤に入るためかなりの過酷な労働条件となっていると思います。
私もこのシフトに慣れるまでに6ヶ月以上はかかりましたから。
介護士にはグレーゾーンな休日しかない?
今、改めて思うのは
介護士にはしっかりとした休日が与えられることが少ない
というのが実際の現場で起きていることなんだと思います。
毎月、何もない休日を数えてみると4日または5日という月しかなくなります。本来は、30日間の勤務をすると最低でも何もない休日は8日間はあると思いますが、それが介護士にはありません。
4日勤務して1日休み。これが3回続くだけでちゃんとした休日ではなく、みなし休みという形になります。
※みなし休みとは休みとなったことにするという感じで捉えてください。
グレーゾーンな休日って、体が休まらなく、家のことも最低限しかできません。
家族がいる女性介護士である立場から言わせてもらうならば、それはそれは大変な思いをしながら勤務をこなしているんです。
なので、休日はしっかりと与えて欲しいなと思っています。