介護職

介護職として働くことの思いと異業種からの転職について

介護職として働くことについて、異業種からの転職を決意するまでの自分の中の気持ちって、人それぞれ違うと思っています。

そこで、私がどういう職種を経験してきて、今介護職として働いているのかをここに記録しておこうと思っています。

 

なぜ介護職で働こうと思ったのか?

ぶっちゃけ、介護職で働こうと思った理由は

40代で正社員として働ける職種が介護しかなかった

というのが転職理由になります。

 

ただ…

実際の面談では

  • 過去に体験してきた介護に対する思い
  • 初任者研修で学んだ認知症でケアを仕事にしてみたい
  • 実際に自宅介護を経験しているから家族の立場も理解できる
  • などなど…

本音ではない建前の部分を語りました。

 

しかし、根本的な部分を言えば、正社員として働くことができて自分でも役立てる仕事が介護しかなかったということ。

 

40代で就活することに対するものは、メディアで語られているようなものではなく、何の取り柄もない育児が終わった主婦への風当たりってのはそこそこ強くって、いい条件の転職なんてものはなかなか難しいのが現状です。

普通の正社員求人では月収20万円以上なんて書かれてはあっても、実際のところ、地方住まいで年間300万円を超える求人を探すことはかなり難しいということです。

 

派遣で凌ぐという方法も考えてみたのですが、どれもこれもピン!とくる求人を見つけることができず、ひとまず訪問介護という仕事をやってみてできそうなら正社員になろう!という感じでお勤めしてみたわけです。

 

年収300万年以上の求人を探す

 

転職する業種を介護職と決め、詳細としては最低いくら貰えるのかという年収ベースで探します。

しかし、介護で仕事をするということは無資格OKという場所を選ぶか、介護職員初任者研修という資格を取ってから就職するかの2択となっていました。

 

実際に介護職以外の職種をさがしてみたところ、時給が900円以上という企業さんは数が少なく、ほとんどがパートさんまたはフルタイムパートさんなのです。

そこで、フルタイムパートさんで年収を計算してみます。

 

平均賃金が902円/時ですので、その時給で年収を計算してみます。

私が週休2日で働くとなると年間246日の労働をすることになります。

1日8時間として計算すると…

8✗902✗246=1,775,136円

となります。

そう、時給902円のフルタイムパートであっても年収200万円を超えることはないのです。

ここから社会保険料、雇用保険料などを差し引きされ、手取り額は136万円ほどにまで減り、月々の手取りは11万円くらいになってしまいます。

今まで夫の扶養範囲で働いていたときでも年間120万円ほどの収入があったので、最低でも年収300万円が見えないと正社員として働くことのメリットが少ないと思いました。

 

異業種から介護職への就活

 

ぶっちゃけ仕事であれば何でもいいかな…と思っていた時期もありましたが、そもそも事務経験が長かったため事務員として派遣でもいいかなって考えたりもしていました。

しかし、よくよく考えると、私が事務員やフリーランスという人と関わりのない仕事をしてきたことで、原因不明の体調不良が起こったということ。人と話すことができない仕事が大きなストレスだと気づいたからです。

 

フリーランスになりたての頃って、アルバイトを掛け持ちしてきており、人との関わりがありました。しかし、ビジネスの種を見つけ、その仕事に専念するようになってから体調不良が起こるようになりました。

つまり、私にはどうやら人と関わりを持つ仕事が合っているということになるんだと、40代になって初めて気づいたというわけです。

 

私は、介護という仕事には絶対に就かないと思っていたのに、介護職員初任者研修を受講し、資格取得をした頃には「認知症の方々のケアに携わってみたいな…」と考えるようになっていたというのも、転職理由の一つです。

そこで、介護専門の転職サービスを使い、正社員になれる福祉会を探していただくことにしました。

コンサルタントの方が言っていましたが、現在の介護職への転職って、ほとんどが未経験でスタートしていて、圧倒的に異業種からの転職がほとんどだそうです。

理由はいくつかありますが、ハローワークでは教育訓練として資格取得を促していた時期があり、今もそれは行われています。

ハローワークでは、仕事を探している方に人材不足となっている介護職への求職を勧めていたということになるんでしょうが、実際に資格だけ取得して少し勤めたけれど、自分にはこの仕事は合わないって方々が多いんだと思います。

 

 

ハローワークか民間斡旋か?

 

介護の求人数は未だ多いですが、初任者研修を受けた際、講師の方々がみなさん口を揃えておっしゃっていたのが

介護職は経験値が大切だ

ということをね。

この経験値ってのが、人生の経験値のことなんだそうです。

複数の業種を経験してきていることや結婚して家事や育児を経験してきている方ほど、介護職ではその経験してきていることを活かせるそうです。

 

いろいろな求人を見ていると、給料という面ではどの施設も大差はなく、あとは人間関係のみということなんじゃないかと思ったのです。

 

転職活動は、ハローワークで一人で探すか、介護職専門の民間の職業斡旋(コンサルタント)を使うかになるんだと思います。ぶっちゃけ、正職員として雇用してもらえるならどちらを使っても問題なさそうではありますが、それでも今までブランクありの私のような人間は、コンサルタントを利用してうまく立ち回るほうがメリットは大きいと思いました。

 

そこで、資格を取得したところの職業斡旋を使うことにしました。

コンサルタントさんの面談を経て、いくつかの施設の情報を開示されます。

まあ、ここでも本音と建前があって、コンサルタントさんが職員を正社員として採用されることで、民間の職業斡旋には紹介料という形でお金が流れ込むことになるので、コンサルタントさんも本気でぶつかってくれます。

 

 

正社員になりやすい介護職

 

まず、最初に正社員となれる仕事は介護職が最もハードルが低いです。

その理由が、

夜勤できる人は正職員で採用する

ということ。

これは、私がコンサルタントさんから聞いた話なので間違いないと思われます。

 

私は、元々が訪問介護で週2〜3回、夜勤をしてきたので、介護施設での夜勤に抵抗はなく、むしろありがたいな…と感じていました。

おかげさまで異業種からの転職でしたが、すんなりと面接を終え、即雇用となりました。

 

介護正職員として就活に成功した私が体験した施設見学と面接について

 

こちらで施設見学と面接のことを書いています。

 

異業種であり、社会人として経験がある方ほど、採用されやすいのが介護職なのかもしれません。

 

 

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